Webマーケティング用語辞典【50音順】

Webマーケティングを知る上で、抑えておきたい基礎的な用語を紹介します。

※あくまで『Webマーケティング入門用』として、『技術的な正確さ』よりも『分かりやすさ』『日常的な日本語への置き換え』などを重視して記載しています。

アップデート

システムなどがバージョンアップ・更新されること。アプデ。

Webマーケティングにおいては、特に文脈が無い場合Googleの検索アルゴリズムのアップデートを指すことが多い。

コアアルゴリズムアップデート

アドレス

インターネット上の住所。

文脈によって、『Webサイトのアドレス=URL』または『メールアドレス』を指す場合がある

アルゴリズム

AIやシステムの計算の法則、ロジック。

WebマーケティングにおいてはGoogleの検索アルゴリズムSEO上位表示の仕組みを指すことが多い。

Webサイト

インターネット上に存在するページのまとまり。うぇぶさいと。

一般に『ホームページ』という場合、実はこちらを指していることが多い。

ホームページ

例)
「サイタマウェブのWebサイト」
「Webサイトを制作する」

Google

世界最大の検索エンジン。ぐーぐる。

日本でシェア第2位のYahoo!JAPANも検索の仕組みはGoogleのものを土台に利用しており、日本における検索エンジン≒Googleと言っても過言ではない。

検索エンジンだけでなく、広告、その他サービスにおいても極めて大きな存在感を示しており、WebマーケティングはGoogleを中心に考えることが多い。

影響力の強さ、存在感などから(多少の皮肉を込めて)インターネットにおける神と呼ばれることも。

クリック率(CTR)

広告やリンク、ボタンがどのくらいの割合でクリックされたかの割合。CTR。

一般的には分母が表示回数、分子がクリック数になる。(分母がページビュー数の場合も。)

例えば広告が10回表示されて1回クリックされた場合、クリック率は10%。(1クリック/10回表示)

例)
「このバナー、クリック率が悪いから改善する必要がある」

検索エンジン

インターネットで情報を探す際に利用されるサイト。

国内のシェアはGoogle(約80%)、Yahoo!JAPAN(10%強)、Bing(10%弱)の3つで98~99%程を占める。

Yahoo!JAPANの内部的な仕組みはGoogleのものであり、事実上Googleが9割超のシェアである。

コアアルゴリズムアップデート

Googleの検索アルゴリズムの大きな変化。

Googleは検索のアルゴリズムを日々変化させているが、その中でも年に数回程度ある大きなものを『コアアルゴリズムアップデート』(コアアップデート、コアアプデ)という。

検索結果の上位サイトが大きく入れ替わり、Webサイトへのアクセスが激増・激減することもある。

コアウェブバイタル

Googleが提唱する、ウェブページの重要な指標。

LCP、FID、CLSの三要素から成り、改善することでユーザー行動の向上、SEOへの効果が期待できる。

LCP(Larget Contentful Paint)

『最大コンテンツの描画』=最も大きい要素(画像など)が表示されるまでの時間。

物凄くざっくり言うと『どれくらい早く表示されるか』指標。

FID(First Input Delay)

『初回入力遅延』=そのページを開いて最初にクリックやテキストの入力などを行った際の反応速度。

CLS(Cumulative Layout Shift)

『累積レイアウト変更』=ページの表示中に発生するレイアウトのズレ。

ざっくり言うと『ページをスクロールしている途中で、画像などを読み込んでボタンや文字の位置がどのくらいずれるか』という指標。

コンバージョン

(Webサイトや広告などを通じて)売上、申込などが成立すること。CV。

例)
「昨日のコンバージョンは3件だった」
「この広告、全然コンバージョンしない」

コンバージョン率(CVR)

コンバージョン(申込・売上)の発生率。コンバージョンレート、CVR。

一般に、何かしらのボタンのクリックを分母、コンバージョン件数を分子とする。

例えば広告が10回クリックされて、申込が1件あった場合、コンバージョン率は10%(申込1件/広告10クリック)

例)
「コンバージョン率が悪いので改善する必要がある」
「コンバージョン率を5%と仮定した場合、○○件の売上が見込める」

独自ドメイン

利用するWebサービスのドメインではなく、自社独自のドメインのこと。また、それを取得・利用すること。

無料のWebサービスだとそのサービス名のドメインを利用する場合が多いが、有で独自ドメインを使用できることもある。

例)
サービスのドメイン:service.com/saitama-web/
独自ドメイン:saitama-web.com

独自ドメインは任意の文字で取得できるので、短い、覚えやすい、ブランディングになる、などのメリットがある。

ただし、既に取得されているドメインは取れない。短いドメイン、よくある単語のドメインなどは人気が高く、高額で販売されていることも。

ドメイン

Webサイトのアドレス(URL)の根源部分。

例えばこのページのURLは

Webマーケティング用語辞典【50音順】

だが、『saitama-web.com』の部分が『ドメイン』。

指名検索

自社名・サービス名・商品名で検索する(される)こと。

例えば弊社の場合、

  • 『ホームページ制作会社』と検索して訪問される→一般検索
  • 『サイタマウェブ』と検索して訪問される→指名検索

となる。

指名検索が増えているということは、会社やサービス・商品が認知され、興味・関心を持たれているというバロメーターになる。

バナー

Webサイトやページのリンクとして使われる画像。

様々なサイズがあるが、現在のWebマーケティングでは300×250ピクセルのものが最も多く使われる。

ブラウザ

インターネットでページを閲覧するためのアプリケーション。

代表例:Chrome、Safari、FireFox、Edge、InternetExplorer

Webマーケティングにおいては、ブラウザごとの表示レイアウトの違い、対応しているシステムの違いなどに配慮する必要がある。

ページビュー(数)

Webサイトが閲覧されたページ数。PV。

一人が3ページ見ても、3人が1ページずつ見ても、ページビュー数は3。

Webサイトの規模や人気の度合いを測るために使われることが多い。

ホームページ

正確な意味は『Webブラウザを起動して、最初に表示されるページ』

そのため『ホームページ制作』という言葉は実は間違いで、『Webサイト制作』『Webページ制作』という方が正しい。(弊社は意図的に『ホームページ』と表記しています)

実際はWebサイトのことを指す場合がほとんど。

ランディングページ(LP)

原義はサイトの訪問者が最初に訪れるページ。LP。

広義では検索エンジンからの流入先、他サイトからのリンク先などを指す。

狭義では広告をクリックした際の移動先のページを意味し、『1ページで完結するセールスページ』であることが多い。特に文脈がない場合、こちらを指すことがほとんど。

リスティング

検索結果連動型広告。

Googleなどで検索を行った際、検索結果の上部(及び下部)に表示される広告。

広告がクリックされると費用が発生する『クリック課金(PPC)型広告』の一種。

どのような言葉で検索した際に広告を表示するかを指定することができるため、購買に近いキーワードを指定することでコンバージョンに繋がりやすくなる。

ただし広告出稿は入札(オークション)形式なので、人気の高い激戦キーワードは出稿単価も高くなる傾向がある。

ユニークユーザー(数)

Webサイトを閲覧したり、システムを利用した、重複のない実際の人数。UU。

例えば1人が10回閲覧しても、ユニークユーザー数は1。

Webマーケティングにおいては『月間ユニークユーザー数(月間UU数)』という指標が使われることが多い。この場合、同じ人が閲覧しても、次の月になれば新たに1としてカウントされる。

CPA

Cost Per Action(またはCost Per Acquisition)、アクションあたりの費用。しーぴーえー。

アクションとはその時々によって設定され、一般的にはコンバージョン(販売、申込)あたりの広告費用を計測することが多い。

そのため『獲得単価』と呼ばれることも。

100万円の広告費を投じて200件の申込があれば、CPAは5,000円。(費用100万円/申込200件)

CPC

Cost Per Click、クリックあたりの費用。しーぴーしー。

広告などがクリックされる度に発生する費用のこと。クリック単価。

CPCが100円、クリック数が1,000回なら、費用は10万円。(単価100円×1,000回)

CTR

しーてぃーあーる。

クリック率(Click Through Rate)

CV

しーぶい。

コンバージョン(ConVersion)

CVR

しーぶいあーる。

コンバージョン率(ConVersion Rate)

https

えいちてぃーてぃーぴーえす。

SSL

LP

えるぴー。

ランディングページ(Landing Page)

MEO

Map Engine Optimization、マップ検索最適化。えむいーおー。

Googleの『マップ』に店舗を表示させ、集客を図るための施策

(MEOは『SEO』に掛けた日本独自の造語。海外ではLocal SEOなどと呼ばれる。)

PPC

Pay Per Click、クリック課金。ぺいぱーくりっく。

広告などで、クリックされる度に費用が発生するもの。クリック課金型広告などとも。

代表的なものがリスティング広告。

PV

ぴーぶい。

ページビュー(Page View)

ROAS

Return On Advertising Spend、払った広告費に対して発生した売上。あーるおーあーえす。(稀に『ろあす』)

100万円の広告費を投じて150万円の売上があればROASは150%。(売上150万円/広告費100万円)

広告代理業であればROAS100%超≒黒字(粗利)と考えることができるが、原価・人件費の掛かるビジネスにおいては最終利益の出るROAS目標を設定する必要がある。

ROI

Return On Investment、投資に対する利益。あーるおーあい。(稀に『ろい』)

100万円の広告費を投じて最終利益が10万円残れば、ROIは10%。ROIがマイナスなら即ち赤字。

広告に対しては売上ベースでROASを測り、全体の施策に関してはROIを測るのが一般的。

SEO

Search Engine Optimization、検索エンジン最適化。えすいーおー。

Googleなどの検索エンジンで上位表示を目指し、Webサイトへのアクセス増加を図るための施策。

SERPs

Search Engine Result Pages、さーぷす。

Googleなどの検索エンジンで検索した際の、検索結果一覧のページ。

単数系で『SERP』(さーぷ)と呼ぶことも。

SNS

Social Networking Service。ソーシャルネットワーク。えすえぬえす。

Twitter、Instagram、Facebookなどの、ユーザー同士が交流を持つWebサービス。

企業の公式SNSアカウントを通じたソーシャルマーケティングや、SNS上で多くの影響力を持つインフルエンサーを通じたインフルエンサーマーケティングなども重要になっている。

広義にはLINEもSNS。

なお、『SNS』『Social Networking Service』は和製英語。英語圏では『Social Media』と呼ばれる。

SSL

Secure Sockets Layer、インターネット通信の暗号化規格。えすえすえる。

現在は後継技術の『TSL(Transport Layer Security)』が一般的だが、総称として『SSL』と呼ばれることが多い。

Webサイトの改ざん・ハッキングや送信データの傍受を防ぐ効果があり、現代のインターネットセキュリティにおいては必須の技術。

SSLに対応したWebサイトのURLは『https://~~』で始まるので、『https化』と呼ばれることもある。(SSLに対応していないサイトは『http://~~』から始まる。)

URL

uniform resource locator、インターネットにおけるWebサイトのアドレス

このページのURLは『https://saitama-web.com/dictionary/』。

(目次などをクリックした場合は最後に#*****が付いている場合も)

UU

ゆーゆー。(略さず『ユニークユーザー』と読み替えることが多い)

ユニークユーザー(Unique User)